穂積盛子氏~ テニスのダブルスでわかる人間力 Part1

皆様はプロテニスプレーヤーがどのようにダブルスのペアを組んでいるかご存知でしょうか?また、シングルスのランキングが高ければダブルスが強いと思っていませんか?

2017年1月は穂積家にとって実りの大きな時となりました。娘絵莉がグランドスラムのひとつである全豪オープンにてシングルスで本戦出場、日本人ペアとしては初のダブルスでベスト4になりました。

当時のシングルスのランキングは214、ダブルスは51とベスト4常連というわけではありません。

ではなぜダブルスでシングルス以上の結果が出せるのでしょうか?

それは、テニスの技術だけではなくペアとのチームワークと、選手それぞれの人間力が掛け合わさって、1人以上のパワーが生まれるためです。1+1=2ではなくて1+1=3にも4にもなる、そこがダブルスの醍醐味でもあります。

これから3回にわたってプロテニスのダブルスについてお伝えしていこうと思います。テニスのダブルスやチームスポーツをする上で大切なことをお伝えします。

今回はダブルスペアが生まれるまでの豆知識についてです。

プロテニスのダブルスでは、通常の試合の場合、選手同士で連絡を取り合いペアを決めます。絵莉の場合、海外の選手からメッセンジャーでペアを組まないか、と持ちかけられることもあります。結構ラフなんですね。そしてペアは誰と組んでも問題ありません。

ただし、お互いが持っているダブルスランキングを足して、高いペアから順にドロー数でカットされるため、やはりランキング上位の選手と組みたくなるものです。本戦出場か予選出場かの瀬戸際のランキングを持つ選手達は、大会直前でペアを変更することもあります。

こうなると、変更された側の選手は、予定していた試合に出られないなどの弊害が出てくるため、ペアを組む際に1年等の期間を決めて契約する選手もいます。しかしながらランキングのためだけにペアを組むのは得策ではありません。その理由を次回でお話ししたいと思います。

穂積絵莉選手母、盛子氏

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